何か決断に迷ったときにおすすめしたい本
タイトルのとおり、人生に迷ったときにおすすめの本。
何かに迷ったときに
10分後は、どう変わる?
10ヵ月後に後悔しない?
10年後、あなたは幸せ?
と自分に問いかけてみてください。
ハワイの講演先に子供を連れてまでなんとか仕事をこなそうとしていた、ワーキングマザーのスージー・ウェルチが、このままではだめだと思ったときに、たどり着いたアイディア。実際に10-10-10をつかって、人生の悩みに向き合ってきた人の実話やスージーの生活も書かれていて、とても具体的でわかりやすい本でした。
特に印象的なエピソードは、子供に自分の強迫神経症が遺伝したと気づいた母親。医師からの診断を受けたとき、直感的に仕事を辞めようと考えるが、夫に進められ10-10-10を試すが、10年後がまったく想像できないことに気づきます。自分には情報が足らないということがわかり、医師に会いにいき、医師は「母親が家にいたければいても構わないけれど、そうしなければいけないわけではない、たまに付き添って来られる余裕があればそれで十分」と言われます。
10年後を考えるには、それなりの情報が必要な場合があります。そんなとき、10-10-10は、「何が足らないのか」気づかせてくれるきっかけにもなるのだと教えてくれました。
悩んでいるときは、ついつい目の前のことに必死になるけれど、この方法を試せば、、少し先、そしてずっと未来から考えるとどうなのか、イメージ・分析しやすくなり、今後どう判断すれば良いのか気づくことができると感じました。
2010年に日本で発売されたこの本、もっと早く読むことができたら、もっと良かったですが、とりあえず出会うことができて良かったです。「てんてんてん」と覚えやすいですし!