夫婦でマット硬さの好みが違うときのベッドマットの選び方 インテリアコーディネートのコツ
ベッドを使って15年ぐらい経つから、そろそろベッドを交換しようと思いました。現在使っているベッドマットのサイズは、幅160㎝のクィーンサイズです。夫婦で体格も違うことから、どのようなマットがいいか検討しました。
ベッドのサイズについて
ベッドの幅があるとき、人が寝返りをする回数は20回~30回もあります。寝返りをうつ範囲は、肩幅の2.5倍~3倍程度の幅となり、身長が160㎝の人だと肩幅が約身長の0.25倍で計算すると、幅100㎝程度の幅があると動きやすいと言えます。ベッドの必要な幅の最小限度は、70㎝が目安となるようです。それを減らすと眠りが浅くなるようです。
ベッドやマットの幅の考え方として、1人あたり寝やすい幅、熟睡しやすい幅と考えると、1人用だと100㎝、二人で寝る場合は140㎝以上が良さそうです。
160cmだ一人分で、80㎝あるのでゆったり寝られるかなと考えたのですが、子どもが小さいときは横で寝させられたのも良かったです。
マットの選び方
マットは、柔らかすぎると、寝返りの回数が多くなり眠りが妨げられること、硬すぎると、背中の骨がでたところが痛くなり、寝返りがうてないことがあります。このバランスを取るために様々なメーカーがしのぎを削り、多種多様なマットがつくられています。
問題は、夫と私とでは体形が違うこと。体形が違うと、合うマットが変わってきます。ショールームに主人を連れて行き検討しました。最初は違いが良く分からないと感じましたが、何度か横になるのを繰り返すうちに、こっちの方が体がゆったりすると感じるものを見つけることができました。
そして思った通り、夫と好みが分かれました。夫はノーマル、私はソフトタイプでした。お互いに歩み寄るという考えもありますが、分けることしにしました。
ベッドマットは長く使い続けるために時々上下の位置を返したり、裏表をひっくり返したりする必要があります。しかしクイーンサイズのマットだと、二人でも移動が大変なぐらい重さがあります。これから10年先まで、これをひっくり返すのかと思うとちょっと憂鬱な気持ちでした。
これらの理由から、特注でマットをオーダーすることにしました。クイーンサイズのを2つに分け、半分をノーマル、半分をソフトの硬さにしました。二つのマットの間は、特別な クッションを敷き凸凹感がでないようにします。マットがずれないような加工もしてくれます。普通のマットよりは割高にはなりますが、マットをひっくり返しやすいことと、何よりもお互いがいいと思った種類のものを使うことができます。もし同じように好みの違いがある、マットのメンテナンスが大変という悩みのある方は、特注対応がおすすめです。
パッドでも変わる
そしてマットと同じように大事なのか、ベッドパッドです。このパッドの種類によってゴロンと横になった時の感触というのが変わってきます。私が選んだのはウールです。もっちりとした弾力のある感触が気に入りました。
実は、昨年行ったアメリカのホテルのベッドが想像以上に寝心地がよく、ぜひ家でもそれが実現できればなあとずっと思っていました。そのベッドが横になるとすごくふんわりしていてとても気持ちが良かったのです。今回はそれを再現するために、ウールのパッドを選びました。
ウールは吸湿性や放湿性が優れいるので、夏でも快適と言われています。保温性もあるので、実際に夏どうか確認していきたいと思いますが、今は寒くなっているのでいい感じです。
ベッドパットとマットの組合せで、理想の寝心地をカスタマイズできます。1日8時間の睡眠と考えると、1日の3分の1を過ごすベッド。そして、睡眠の質は、起きているときの生産性にも影響があります。マットは10年以上使えるので、予算と相談しながら、理想の寝心地を追及してみてはどうでしょうか。