子どもとアートのある暮らしの本の「はじめに」に書いた想い
下記に記載しているのは、『子どもとアートのある暮らし』の本の最初に書にある「はじめに」に書いた文章です。この本を書くにあたったの、私の想いです。
アートって難しいと感じている方も多いようですが、アートは難しいものではなく、身近に楽しめるものであることを知ってもらいたい、またアートのある暮らしは、子ども達にとっても豊かな人生を創造する力をつけ、人生の選択肢を広げるのではないか、と思いこの本を書きました。
私は中学と高校で美術部に入っていましたが、美術や芸術の専門家ではありません。インテリアコーディネーターという仕事をして約20年になりますが、徐々にお客様にアートを提案する機会が増えてきました。5年ほど前アートについて学ぼうとアートライフスタイリストの資格をとることにしました。それがきっかけで、アートが身近になりました。自分自身がアートのある生活をし、そして美術館やギャラリー、アートフェアに足を運ぶ機会が増え、子どもと一緒に美術館やアートイベントに参加するようになりました。
自分一人ではなく、子どもと美術館やアートを楽しむことは、自分の学びにもなりましたし、一緒に行くことで私の時間が豊かになり、さらに子どもとのコミュニケーションの手段が広がりました。その体験から、これからを生きる子ども達にとって、アートと触れ合う機会を持つことは、非常に大切なことだという気づきを得ました。
アートを見たり、作ったりすることで観察力、発想力、思考力、コミュニケーション力が鍛えられますし、アートから多くを学ぶこともできます。そして、アートと触れ合うことで美意識が育まれます。どれをとっても、子ども達が将来、社会に出てから役立つ力です。残念ながら、日本では、学校の図工や美術の時間に教科の1つとして学ぶのが一般的です。それでは十分にアートを体感できません。
子ども達がもっとたくさんのアートに触れる機会を増やしたいという思いから、私は、親子でアートを楽しむきっかけになるよう『こどもの可能性を広げるアートのある暮らし』というセミナーや美術鑑賞のワークショップをしました。暮らしにアートを取り入れるということを体感いただくために、自宅でセミナーを開催したこともあります。講座に参加した方からは、「アートの見方が変わった」、「アート鑑賞を楽しめた」といった感想をいただきました。
この本の中では、なぜアートがいいのかということと、アートを見る、探す、飾ることの楽しみ方をお伝えします。親と子どもが一緒にアートを楽しみ、アートでコミュニケーションしたくなるエッセンスも盛り込みました。後半では、私自身が子どもと美術館やアートフェアに行った実践から得た学びやエピソードも交え、気軽にアートに触れられる場所についてもまとめています。
この本を読んだ後には、アートが難しくない、楽しそう、取り入れてみたい、お子さんと一緒にアートを楽しんでみたいと思っていただけることを願っています。
下記より『子どもとアートのある暮らし』をご購入いただけます。
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