とりあえず、自分の意志を伝えることが大事

こんにちは、中西です。髪の毛を切りに行きました。いつもはフラメンコを習っているため、髪を短くしないのですが、久しぶりに短くしようと思いました。

ヘアカタログを、美容室で見せてもらい驚きました。私が見たのはホットペッパーが出しているヘアカタログでした。店員さんは「それはネットでも見れるんですけどね。最近はヘアカタログが売っていないんです。」と言っていました。最近髪を切る方は、インスタグラムやネットで検索して写真を持って来るそうです。

いつもヘアカタログを見て思うのですが、あまり違いがわかりませんでした。写真の撮り方とかモデルの人の顔に左右されて、髪型の違いがあまり良く分かりません。

しかも、プロの方が髪の毛を整えている写真のため、 この髪型がいいと指定しても、カットは同じかもしれませんが、同じように自分が再現できないことを今までの体験で学んでいます。そもそも写真の方とは顔も 頭の形も違います。さらに髪質や髪の色も違いまし、私自身プロのようなヘアセットのスキルも持ち合わせていません。

ふと、インテリアも同じだな。とおもったのです。インテリアも同じで、 雑誌に載っている素敵なお部屋は、元々間取りが違ったり、海外のものだと窓の枠や天井の高さなども違ったりします。私もホームページなどで紹介するために、納品したお客様の写真を撮らせていただくことがありますが、配線などを隠したり、写らないように工夫します。また写真がわかりやすいように、 微妙に家具の角度を変えたりすることもあります。

インテリアの雑誌などの撮影の時も、 アングルを変えたり、配置を変えたりしてよりいい写真が撮れるように工夫します。そうすると、実際の住まいの姿とは、少し違ってきます。

私も仕事としてインテリアの依頼を受けるときに、ヘアサロンと同じように、お客様に何かお部屋のイメージに合う写真を用意してもらいます。その写真を見ながら、「いいな」と思うところがどういうところかというところを、 具体的に聞いていきます。

なんとなく雰囲気という場合もありますし、色の組合せや、形、素材感という部分的に好きというところもあります。そのように、聞いていくことで、お客様と私とが共通の目指す方向を共有していきます。

もちろん、間取りや部屋の大きさなどが違いますので、ご希望を伺いながら、どこが再現できて、どこが再現できないかということをお伝えし、提案を考えていきます。

結局ヘアサロンではどうしたかというと、髪を切ってもらうために、「これが好き」「これはこんなところが好きではない」といくつか写真を選び説明したり、「どれだと似合うか」と意見をききながら、無事髪型の方向性を決めることができました!どのような髪型になったかというと、ぱっと見た目は、キノコのような丸みのあるボブです。

とりあえず何でもいいから、自分の意思を伝えることは大事だなと思うとともに、お客様のイメージを聞かれてもわからないと答える気持ちも分かるなと思った出来事でした。それでは、良い週末を。