ペット共生住宅を学ぶ
お客様のところに行くと、ペットを飼われているかたが多いなと感じることがあります。ペット業界は年々伸びており、今では、五人に三人が何らかのペットを飼っているそうです。
私自身は小学生の時に柴犬飼ってました。お客様のインテリアを提案して行く中で、ペットについての知識をアップデートしたいと思いペット共生住宅のセミナーに参加しました。
セミナーで、ペットは家族と同じで、今では室内で飼うことが多く、ペットの保険、シェアハウス、終活など、人と同じサービスがあると教えられました。
ペットフードも、プレミアムペットフードやヒューマングレードフードなどの種類があり、昔とは本当に違うのだと知りました。
室内で飼っているペットが増えているということ、ペットの寿命が延びていること、ペットは家族になっていることそれらを踏まえてペットと共に生きる住宅のあり方を考える必要があります。室内は人間が生活しやすいようには作られていますが、決してペットにやさしいとは言いません。それぞれの生活がある中で、どう共存し、折り合いをつけていくかが求められます。
先日のお客様もわんちゃんを部屋で飼っていて、床にラグを敷きたいと言われました。フローリングは固く、滑るため脱臼やヘルニアの原因になります。
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ずいぶん前になりますが、賃貸のベッド共生アパートのインテリアコーディネートをしたことがあります。お客様は保護猫を飼われていて、猫や犬を飼う時に必要なこと、暮らしの工夫などのアイディアをたくさん持っていらっしゃいました。それを実現するために、私はご希望に合う商品を探し、提案しました。
猫の脱走を心配されていて、猫が勝手に外に出られないように、格子戸を設けたり、扉も勝手に開けることができないように引き戸にしたりしました。格子戸にしたのは、換気ができるようにするためです。
賃貸ということもあり、メンテナンスが楽なように壁紙も工夫しました。腰壁に見える壁紙を貼り上と下の壁紙を張り分けました。そうすることで、退去時に汚れてしまった下の壁紙ただけ張替えられるようになっています。
トイレの臭いも、飼い主がストレスなく過ごすためには対応が必要です。アパートでは、メンテナンスがなるべく少なく済むように、トイレの場所は板金で拭きやすいようにし、換気扇をつけることで匂いを外に出すという工夫もしました。
最近ではペットの運動不足も問題になっているそうです。賃貸のアパートは、ワンルームだったのですが部屋を一周できるようなcatwalkも作りました。また猫が退屈しないように、キャットウォークから外が見られるようにしているのも、お客様の猫たちへの愛情です。
講座を受けて改めて、お客様の配慮がこまやかだったことを知りました。講座ではさらに、具体的にどう対応したらいいか、商品や、具体例を知ることができ、今後の提案に活かせると思いました。
講座では、ドッグトレーナーの資格を持っている方も参加されていて、小さい頃のしつけでトイレやかじるなどの問題を減らすことができると教えてもらいました。自分が今ペットを飼っていないので、色々な情報を得る機会にもなりました。
ペット共生アパートについては、こちらをご覧ください。