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子ども部屋の家具のアイデア 子どもの成長を考えて家具を選らぶことが大事

小さいお子様がいるお客様から、リビングの収納やお子様の家具の相談を受けることがあります。これまでに相談でお話した内容をまとめて紹介したいと思います。

小さい子供のために置く家具 小さいときは分かりやすい収納

小さなお子様のおもちゃなどを入れる収納は、何を置いているか見える、分かりやすい、とりだしやすい収納がおすすめです。おもちゃを見せる形で置くと、ごちゃごちゃしやすいのですが、できるだけ見て分かる収納を利用することで、片付けを促しやすい環境を整えることができます。

モンテッソーリ教育の幼稚園を見ると、ものの位置が決まっていて、そこから取り出し、使って、片づけるという作業をします。潤沢な収納スペースがないと、すべてのおもちゃをそのように置くのは難しいのですが、できる範囲で分かりやすいようにしてあげると良いと思います。

リビングの横に置く収納や、リビングから見える場所の場合は、見える量を極力減らして、大人もくつろげる空間づくりも大事だと考えます。その場合は、一部に扉がついている隠せる収納を使ったり、隠せる扉をつけたりするのも有効です。下の写真は、訪問アドバイスでお伺いしたお客様の提案後の写真です。リビングの隣の和室に置くお子様のおもちゃ収納の相談を受けました。おもちゃは隠せる扉がある収納、本は見える収納と分けて収納されることに。普段、おもちゃの扉は開けっ放ししながらも使えます。

リビングダイニングの収納と子どものおもちゃの収納を兼用したい場合は、下記のブログでリビングダイニングの収納事例をまとめましたので、参考にしてください。

家具は10年以上使えるものか、買い替えしてもいい価格のものを選ぶ

大事なことは、お子様が使いやすいこと。お子様のおもちゃの種類に合っていること。そして、子どもの成長は早いので、家具は長く使えるものか、お子様の成長に合わせて買い替えするようなものをうまく利用されるのが良いと考えます。長く使えるものは、お子様が10年後以降も使えるような、デザインや形で、上部なもの。買い替える場合は、買い替えしてもいい価格のものを選ばれることをおすすめします。子どもが小学校以降で家具を考える場合は、5年後、10年後も使いつづけられる家具を選ぶこと。大人に近い年齢になっても使える家具を選びましょう。

下記の家具は、もともと私のパソコン机として使っていたものを利用して、子ども部屋のデスクにしました。リビングに置くことを想定していたため奥行きが50㎝でした。しかし、子どもが高校生になると奥行きがもう少しほしいといわれました。背面が壁になっていてものが落ちないのがいいのですが、そのため資料を置くときに、学校の机のように奥行きからはみ出してものを置けないので、狭く感じるようです。経験談として、子どもの机の奥行きは60㎝以上の方が良さそうです。

そして大学生となるとだんだんと、趣味や趣向、もちものが変わってきます。下記のブログは、大学生のお子様のお部屋のコーディネートをさせていただいた事例です。本はほとんど持っていなくて、電子書籍がほとんどだそうです。持ち物をふまえた収納計画をさせていただき、お母さまから、部屋が散らかりにくくなって嬉しいと感想をいただきました。

背の高い本棚は、地震対策をする

幼稚園以降になると、だんだん増えてくるのが本。小学校、中学校、高校と成長につれて本棚が必要になってきます。特に受験などを考えられている場合は、塾の資料や参考書類がかなり増えるので、それらの置き場所を考えながら、家具のレイアウトや購入する家具を検討されると良いでしょう。背の高い本棚は、本の量は入りますが、高さがあるので地震対策は必須です。特にお休みになられる部屋であれば、寝ているところに本が飛んでこない位置にすること、そして壁に固定するなど対応しましょう。

子ども部屋の相部屋問題が起こった場合の対応策 

兄弟で同じ部屋を使っていると、不都合が起きる場合があります。

1つの方法として、部屋がひろければ家具で仕切る方法もあります。もともと2部屋つくれる広さを子ども部屋として使う間取りで計画された人も多いのではないでしょうか。子供が成長したら部屋を分けて使えるようにということですが、実際子どもが大きくなったとき、部屋を仕切る壁をつくってしまうと、数年後にはその壁が不要になるのが分かっているため、あえて壁をつくって仕切らないで過ごせなかと考えていらっしゃる方もいると思います。その場合は、家具で仕切るという手もあります。

家具で仕切る以外に、カーテンなど簡易な方法で仕切ることも可能です。その場合考える必要があることは、エアコンをどうするか、照明はどうするか、音の問題などです。エアコンのコンセントがそれぞれの場所にあればいいのですが、そうでなければ、エアコンが問題なく機能を発揮できるようにしなければ夏は生活できません。照明であれば、スタンドライトなどを利用すれば対応が可能です。

音については、壁で仕切らない場合は、対応が難しいです。壁で仕切っても、完全に防ぐことはできません。電話なのか、ゲームなのか、作業音なのか、状況にもよりますが、どうしても音が出てしまう場合は、別の個室を利用できるようにするなどの対応を考えるのが良いかもしれません。