防災キャンプを体験して、レジリエンス力を高める
今すぐできるレジリエンス力の高め方
すぐにできる、レジリエンス力を高める方法は、まずは備蓄の見直しです。そんなの当たり前ということかもしれないのですが、その備蓄している非常食を食べたことがありますか?以前、友人と「防災キャンプ」をしました。実際に体験すると気付くことが、いろいろとありました。
非常食を食べてみる
防災キャンプでは、みんなに非常食をもってきてもらい、実際に食べてみました。子ども達に人気だったのは、きなこもちのフリーズドライ。その他、缶に入ったパンや、非常食として売られているトルトパウチのシチューや煮物、缶詰なども実際に食べてみました。そして、もう一つ「食」でためしたのが、パッククッキングです。パッククッキングは、高密度で高温にも耐えるポリ袋を使った料理方法です。パッククッキングで、お米を炊くという体験もしました。
そこで気付いたことは、
非常用レトルトはあまり味がおいしくない
パッククッキングで炊いたご飯は、塩だけでもおいしい!
非常時でも、普段に近い食事をとることが、気持ちを元気にしてくれる。
普段使っているレトルト食品は、日持ちがしないけれどおいしい。それをうまくストック、消費しながら備えるのがよさそうなるべく普段に近い味のものがたべられるような非常時の備えをするなど、普段に近い食事ができることの大切さを実感しました。
それまでは、「非常食のレトルトをストックしとけばいい」と簡単に考えていました。この時、パッククッキングのお米を食べたときに、素直においしいと思い、そして非常食を食べてるときより、気持ちが明るくなり元気が出てきました。食べるものって大事だなと感じました。
非常時を体験する
防災キャンプでは、非常時の体験もしました。東京臨海広域防災公園には、地震発生後72時間の生存力をつける、体験学習ツアーがあります。こども達と一緒に体験してきました。避難場所を再現して展示されているところもありました。
参加したみんなの中に一番記憶に残ったのは、その場所で見られる映像です。2009年にフジテレビほかで放送された、アニメ、「東京マグにチュー度8.0~東京直下72h~」を見たことです。その映像を親は涙目になりながらみました。どんなときに地震がくるかわからないから、親が近くにいないときや、外出先ならどうする?ということを考えて、こどもにも伝えておく必要性を感じました。
ついつい日常の生活で日々が過ぎていきますが、時々こういう振り返りにはとても効果的ですので、お時間あるときに体験してみてください。そして、こどもと一緒にするアクティビティとしておすすめしたいのは、キャンプです。普段とても便利なものに囲まれ、快適に過ごしています。
キャンプ場では、水も歩いて取りに行かないといけなかったり、料理もいつもと勝手が変わり時間もかかります。
不便さや、火の取り扱い方、外の気温差などいろいろ普段ではできない体験ができます。あらためて、普段の生活の便利さを感じることもできますし、無いことの自由さを感じることもできます。
不便さの免疫力を高めるのに、効果的です。
レジリエンス力を高めるために まとめ
レジリエンス力を高めるために今すぐできること。
- 備蓄を見直す(備蓄量の見直しは、「もしもの時のために用意しておくもの、場所が大事」を参照)
- 非常食をたべてみる
- 非常時を体験する
次回、戸建て住宅のレジリエンス力を高めるアイテム、レジリエンス力を高める収納計画についてまとめていきたいと思います。