赤ちゃんが泣かない「赤ちゃん木育広場」、東京おもちゃ美術館 こども×アート
先日、日本インテリアコーディネーター協会主催の「赤ちゃんからはじめる生涯木育」のセミナーをうけに、東京おもちゃ美術館に行ってきました。東京おもちゃ美術館には、赤ちゃん木育ひろばがあります。ここの床には30mmの杉の板が使われています。他の赤ちゃん広場とくらべて、ここにくると赤ちゃんが泣かないそうです。
その他にもパパの滞在時間が長くなる、ママが携帯をしないでこどもの写真を熱心にとるという違いがあったそうです。
実際にお部屋にいってみると、床の杉板がやわらかい感触でとても居心地が良かったです。その他天井が高く感じないような工夫がされていたり、赤ちゃんをもつ親に人気の場所だそうです。この東京おもちゃ美術館を運営している、NPO法人芸術と遊び創造協会は、無印のこどもスペースを手伝われたそうです。無印の子どもスペースは、東急田園都市線のたまプラーザ駅の無印にもありますが、仕切りや中のものも木が使われています。
東京おもちゃ美術館の多田館長さんのお話から、赤ちゃんサロンに杉の無垢の床材をつかって分かったことは、温かい、やわらかい、木目が天然のデザインとなっていて、子ども達の遊び場に最適だということ。そして、2年に1回サンダーをかけることで、見た目だけでなくかおりも新品のようになることから、持続性のあるすばらしい素材だと感じたそうです。
東京おもちゃ美術館の見学もしました。ここでは、木を使ったおもちゃが展示されています。実際に遊べる場所もあり、小さな子ども達にはぜひ体験してもらいたい場所だと感じました。シンプルだけと夢中になれるおもちゃが見つかると思います。
「食育」はなじみがあると思いますが、「木育」という言葉はどうでしょうか?最初私自身も中身が良くわかりませんでした。「木育」は、「子どもをはじめとするすべての人びとが、木とふれあい、木に学び、木と生きる」こと学ぶ活動。環境を守ったり、木の文化を伝え、暮らしに木を取入れ、子どもの心を豊かにすることが目的です。
そして今日本には、ちょうど切るタイミングを迎えた木が多くあります。ある一定の年数を超えた木は、二酸化炭素の吸収が悪くなるそうです。そのことから、木を切り、植え、循環させること、永く使えるものに木を使うことが日本にとって大事になってきます。
東京おもちゃ美術館は、こども達が「木と触れあいながら、木の良さを感じる場所」です。楽しみながら、日本にある木について考えてみてはどうでしょうか?
もっと木育を知りたい方は、木育ラボ→こちら
東京おもちゃ美術館
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