年末年始休業のお知らせ 12月25 日~1月5日までお休みします。

光とインテリア 睡眠の質を高める光 インテリアコーディネートのコツ

睡眠とインテリアの効果の調査をすすめています。
インテリアは、体調に影響を与えるのか寝室の室内を整えることで
どのような変化があるか調査します。
https://readyfor.jp/projects/interior

そのこともあり、リチャード・ワイズマン著 「よく眠るための科学が教える10の秘密」を改めて読み返しました。

この本では睡眠のリズムに影響を与える部屋の要素としては、「光」が大きな影響があると感じました。光は、人工の光と太陽光がありますが、日本において、日々の生活を考えると人工の光の影響が大きいと感じます。

”目に光があたると、
脳からメラトニンの流出が減る。
夜のあいだに光が脳に与える影響は
過小評価されがちだが、研究結果によると、
夜に中程度の光を1時間あびただけで、
脳のメラトニンは、
昼間のレベルに下がってしまう。”

リチャード・ワイズマン著 「よく眠るための科学が教える10の秘密」

リビングや寝室の照明は、明るい光を浴びないように、間接的な光や低い位置の照明が良さそうです。

でも、人間って慣れてしまいます。本当は明るすぎるのに明るいって感じ
なくなっているのかもしれません。昨日ホテルのラウンジカフェにいましたが
途中暗くなったのです。なんで?停電?と思いましたが、よく見ると窓の外に夕日が見え時間に合わせて部屋の照明の明るさをかなり絞っていたようです。
最初は暗い・・・と思っていましたがだんだんその暗さが心地よくなってきました。

本の中では、「寝室、できるだけ暗くする」とアドバイスが書かれていいましたが、天井に照明がついている方のが多いのではないでしょうか。

さらに部屋に入ってつけるスイッチは、天井の照明です。
ぱっとつけられる簡単な照明が明るいなら、これを防ぐのはかなり労力が必要です。

天井の照明は、パッと部屋が明るくなるよう部屋の大きさに合わせて、明るい照明を付けるというのがすぐ思いつきますが、体のリズムを考えると、暗くできる方が良さそうです。手元のリモコンで暗く調整できる照明もありますが、毎日、いちいち暗くするのって手間ですよね。

シーンの設定ができるものが簡単に取り入れやすいと思います。壁リモコンでシーン設定するのは、費用もそれなりにかかりますが、スマートスピーカーと電球とのコントロールするなどでもできることがあります。だんだん改善され、普及されていくのではないかと思います。

もしこれから照明を変えるという機会があるのであれば、生活のリズムを整える
という視点で照明器具や電球、リフォームの工事などを考えていかれるのをおすすめします。

夜暗いと怖い、眠れないという方には、


”夜のあいだあかりをつけておきたい時は、暗めの赤色電球を選ぶ、赤い光はメラトニンの分んぴつを抑えないので、眠気を誘う効果がある”というアドバイスも。

リチャード・ワイズマン著 「よく眠るための科学が教える10の秘密」

赤い光のイメージは、夕日が沈んでいくときの日の赤さをイメージしていただくと分かりやすいのではないでしょうか。だんだんと赤くなりますよね。

しかし赤色の電球は見かけないと思います。本当に赤ということであれば、LEDの色を変えられるもので試してみると良さそうです。

その他、間接的な光を取り入れる、夕日が沈むということは、天井ではなく地面に近い光ということで、床に近い高さの光やなるべく高さを低く置いた照明を使うなども、明るすぎないので、睡眠を妨げず、眠りをじゃましないです。

その際、電球がそのまま見える照明は、まぶしいのでおすすめしません。
やわらかい光がでるものを選んでください。最初暗いと思うかもしれませんが、
だんだん心地よく感じるのであれば体のリズムに合っているのかもしれません。