子どもを怒りたくないと思っているなら、知って欲しいこと

こちらの記事は、以前メルマガに書いていた記事です。これを読んで、心理学を学びたい、知りたいという反応をいただきました。きっと子育ていている方で、みんな悩んでいることではないでしょうか。

私は、男子2人の子育て中です。以前会社に勤めていたときは、産休と育児休暇を2回とり仕事を続けました。子どもが生まれ、仕事を続けいく中、時間がほしい、部屋が片付かない、子どもに怒りたくないなどの悩みを持っていました。なんとかしたいと、片付けや心理学を学びました。

その頃の心理学を学んだときのエピソードです。この学びをきっかけに、子どもとの関係性を変えることができました。


もう随分前になりますが、選択理論という心理学の講習を受けたことがあります。
お片付けのサービスをしていると心理的なサポートが必要なときがあります。そのような時に助けてくれる知識が欲しかったのと、息子に怒ることが多くて悩んで板敷でもありました。

講座の中で、 受講生と講師でロールプレイングをします。受講生がクライアントになって、相談をするというシチュエーションです。

私も何度か体験させていただきました。ロールプレイングの時に、私が相談をしたのは「息子が勉強をしない」でした。

こんな風に会話が進みました。

私「息子が勉強しないので困っています。」

講師「息子さんが勉強しないと何が困りますか?」

私「がみがみ言わなくてすみます。」

講師「がみがみ言わなくてすむとどうですか。」

私「穏やかに過ごせます。」

講師「息子さんが勉強したら、どうなりますか。」

私「嬉しいです。」

講師「なぜ嬉しいですか?」

私「将来、自分がしたい と思っている仕事に就くことができるからです。」

講師「なぜ自分がしたい仕事に就くことができるといいのですか?」

私「幸せになれるからです。」

講師「そうなんですね、幸せになれると思うからなのですね。」

というような会話をしました。
このロープレを通して、私は、息子に幸せになってほしいという思いがあるけれども、勉強ができるから幸せになることができるわけではない、がみがみと息子に言うことは息子と私の関係性を壊し、私ががみがみ言うということは、息子にとって幸せなことではないということに気づかされたのです。

今まで悩んでいましたが、そんな風に考えることはありませんでした。

カウンセラーの質問を答えることで、自分の中にある固執した考え方、その行動が自分が望んでいることが離れているということに気づかされたのです。

それから、私は息子にがみがみということを減らすようにしました。それが息子が小学校3年生の時です 。今中学校3年生になっていますが、反抗期もそれほどひどくなく、喧嘩をすることはありますが、関係性が保てていると思います。

選択理論では、相手は変えられない、変えられるのは自分だけと教わります。そのように考え方を知ることで、改めて自分はどう行動していくのか、人とどう接するかを考えることができました。

ここで学んだことは、お客様とお話する時にも役に立っています。訪問アドバイスでは、お客様のご自宅に伺って、お悩みに対して、どうするといいかというアイデアをお伝えします。

私はカウンセリングするわけではありませんが、お客様とお話をしているうちに、お客様が自分のしたいこと、望んでいることが明確になり、そのための具体的な行動が分かると、お客様の表情がすごく変わります。


悩んでいたことが解決した、変わることができそうというイメージができると様子を見ていると、見ている私もとっても嬉しくなります。

もし何か悩んでいることがあれば、一度選択理論の本を読まれることをおすすめします。もしかすると、違う考え方や行動ができるかもしれません。ただし本が分厚いので、読んでると眠くなるという方もいるようです。

そんな方には、下記の本が読み進めやすくておすすめです。選択心理学のエッセンスが詰まっています。