住まいに色を取り入れる 喜びを生む 色のある空間を体感する
三鷹にある、三鷹天命反転住宅に行ってきました。
三鷹天命反転住宅は、荒川修作+マドリン・ギンズが、「生命を生む環境」「死なないための家」と考えられてつくられた作品です。
この住まいをみて、体験して、生活の中に、色をうまく取り入れて、楽しいと感じられる空間をつくることを、もっとおすすめしたくなりました。
住まいに、喜びのデザインを取り入れる、そんな提案することができないだろうか?と考えています。どんな風にすると、喜びを感じられる住まいになるか、毎日の生活の中や、外出先、本や雑誌など見ながらアイデアを集めています。
なので、この建物で、ゆっくり時間を過ごしてみたいと思っていました。今回コロナのこともあり、テレワークプランができたようで、さっそく申し込んでみました。
この建物は、造形もユニークです。
詳しくは、ブログでご紹介しているので、写真を見てみてください。
https://www.racrea.com/archives/4975
でこぼこして、真っ直ぐではない床があり、あまるい球体の部屋、トイレに壁がなく、キッチンが部屋の真ん中にある間取り、一般的な部屋とはかけ離れている部屋で、どのような気持ちの変化を体験できるか楽しみに行きました。部屋に入る前から、気持ちがわくわくしてくるのを感じます。色や形から楽しそうというメッセージを受けたからだと思います。
いろいろ面白いことばかりでしたが、一番の発見は、こんなに色がいっぱいあっても、落ち着いて仕事ができるでした。友人3人と一緒に過ごしてみて、それぞれ居場所を見つけられ、くつろぐことができました。
ピンク色に塗られた和室は、とても居心地が良かったです。暖かく、柔らかい印象で、以外と落ち着いて仕事ができました。
オレンジ色の部屋もありましたが、暑苦しい感じはなく、明るく、温かい印象で、日光が当たるととてもきれいで、朝の目覚めが良さそうと思いました。
興味深い部屋ですが、収納量は少ないです。実際に住むとなると、服やかばん、くつ、本に、食品、食器など、ものの置き場所に困りそうです。
今回訪問した部屋は貸出し用ということもあり、必要なものしか置かれていないのですっきりしていますが、ものが多いと、折角の色が映えない、ごちゃごちゃして見える可能性はあります。
ものの量がコントロールされ、見える要素が少ない状況がつくれれば、奇抜な色でも、色の良さが活かした部屋になると感じました。
色は、心理的な効果があります。色を見ることで、いろいろ気持ちが変化すると私自身、日々の生活で感じます。水色だと爽やかな気持ちになり、暖色色だと、元気が出たりします。色好み、色から感じる感情は、人それぞれですが、生活にもっと彩りがあってもいいなと思いました。
この空間を体験して、使う素材や、色の鮮やかさや明るさには注意が必要ですが、もっと壁やインテリアで色を取り入れるということをおすすめしたくなりました。
テレワークプランは、1日11,000円、11時~17時まで利用できます。機会があれば、ぜひお試しください。いつもと違う空間で、気分転換やおもしろい体験ができますよ。