将来的に価値の上がるアートを、部屋に飾りたい

こんにちは、中西です。今お客様にアートを提案しています。その方から、将来的に価格が上がるアートがいいなというお話をいただいたときに、お客様にお話したことです。

資産となるアート＆飾りたいアート

資産価値のあるアートと、部屋に飾りたいアートは、同じではないことがあります。資産としての価値のあるアートで、部屋に飾って素敵になるものは多くはありません。部屋に飾りたくなるアートと、資産価値のあるアートは別で考えるのが良いと思っています。

資産としてのアートを飾れるか

将来的に価格が上がるアートがあった場合、ずっと壁に飾っておくというのは、実際難しいです。なぜなら部屋に飾ることで、汚れが付着する、紫外線による劣化、カビなどがつく恐れがあるからです。

劣化することで、価値を下げてしまいます。資産となるアートを購入される人は、その作品を飾ることもありますが、どちらかというと作品の価値を下げないために、保管庫に預けて劣化を防ぎながら管理される方が多いのではないでしょうか。

将来的に確実に価格が上がる保証はない

簡単に手にすることのできない価格帯の作品、例えばピカソなどは、資産価値は高いです。
価格が高くなく、今手に入れることができ、将来価値が上がる、という作品があれば、みんな知りたいと思うでしょう。それを探すには、アートの知識や情報が必要です。

そしてそれらを手に入れながら、価格が上がる可能性があるかもと予想できますが、確定は難しいです。必ず将来的に価格が上がるというのは、保証はありません。なぜなら、未来は予測できないものだからです。それでも、知識や情報を手に入れ、作品を探し、自分がこれだと思った作品の価値が将来的に認められるかもしれない楽しみを持つのは、アートの１つの楽しみ方です。

価値が上がるかも！？という楽しみ方

若手のアーティストの作品を購入することは、そのアーティストを応援する意味もあります。若手のアーティストの作品は、名が売れているアーティストの作品より手軽に購入できます。数千円～数万円で購入できるものもあります。

私の体験として、アートフェアに行って、気に入った作品があったけれど購入を躊躇したことがありました。数年後、同じ作家の作品をみるとびっくりするぐらい価格が上がっていました。あの時購入しておけば良かったと後悔しました。それからは、気に入った作品で価格が購入範囲であれば、なるべく早めに購入を決めることにしました。

アートを購入して、数年してそのアーティストの作品の価値が上がっていたら、「自分って見る目あったわ」と嬉しくなります。気に入ったもので、購入できる価格の作品に出会ったら、早めの購入をおすすめします。

まとめ

部屋に飾りたいアートを探す場合は、純粋に、自分が気に入ったものや部屋に飾ることを考えるのが良いと思います。そして、大事に飾りつつ、それが将来的に価値が上がれば、それはそれで見る目があったと喜ぶのはいかがでしょう。

それでは、良い週末をお過ごしください。