オフィス・書斎のインテリア 仕事に集中できる部屋づくり インテリアコーディネート 

事務所のインテリアをコーディネートしました。今回、事務所を引っ越しされるにあたり、デスク周辺と収納部分について提案をしました。引っ越し前の事務所にも伺い、何の収納が必要か、どのような仕事スペースがあればいいかを確認しました。L型にデスクの案もつくりましたが、最終的にこちらのシンプルなI型デスクになりました。

写真は、特注デスクの天板。セラミック製です。汚れや傷を気にしなくてもいい耐久性があるという点で、選んでいただきました。石のようなテクスチャで、高級感があります。

入口ドアから撮った写真。部屋に入る前と、アートに目に留まります。デスクの納品後、アートを設置しましたが、「アートがあるといい。仕事に集中できそう。」と言っていただきました。

デスクの左右には3段の引出があり、仕事に必要な文具類が入ります。チェアは、前の事務所で使われていたものですが、今回の書斎の雰囲気にぴったりです。

外の景色を見ながら仕事ができるようにしたいというご希望から、窓側にチェアを置くレイアウトにしました。

自分の仕事のモチベーションが上がるインテリアにする
余計なものや情報が目に入らないようにする
居心地良くする
充分な明るさを確保する
仕事の作業がしやすい動線計画

を考えて計画することで、仕事に集中できる空間となり、仕事の効率を上げます。

アートは、シルバー箔のものに、薬品で変化させたもの。はやしまりこさんの作品です。

お客様と作品を見に行き、選びました。最初は別の作品を見に行ったのですが、最終的にこちらの作品に決定しました。雰囲気がお客様やお部屋に合うこと、お好みだったことから選んだのですが、あとから作品のコンセプトがお客様にぴったりだったと思いました。

この作品は、シルバーを薬品によって変化させ、その変化を調整しながら作られた、変化を記録した作品です。お客様の仕事は、人と人、人と場所との出会いをつくるお仕事です。人や場所が出会い、その出会いから変化が生まれ、形となるところが、お客様のお仕事と繋がっていると感じました。この作品はシルバーでつくられているので、今後も少しづつ変化していきます。どのように変化するのか、興味深々です。

こちらの作品は、お客様を迎える玄関に、アートが欲しいというご希望から、廊下に取り付けました。抽象的な作品ですが、手前のものは、森の木々の間のようにも見えます。2つの作品は、縦横は同じサイズですが、描かれているもの、表情や作品の厚みが違っており、比較しながら見るのと面白いです。

廊下から最初の部屋に入ったときの写真です。正面に見えるアートも、今回購入いただたいものです。前からこのアートがあったかのように、自然にお部屋に馴染んでいました。とても素敵な作品ですが、私の写真の撮り方もあり、作品がくっきり写っていないのが残念です。

アートを設置する前と後では、お部屋の印象が変わりました。アートの存在感を改めて感じました。