カーテンの2倍ひだと1.5倍ひだは、何が違うのか?柄の見え方とニトリのカーテン。フラットひだも要注意。

カーテンのひだには、1.5倍ひだ、2倍ひだ、2.5倍ひだ、1.3倍とひだの取り方があります。その中でも2倍ひだ、1.5倍ひだのものをよく目にされるのではないかと思います。

1.5倍ひだと2倍ひだは何が違うのか

1.5倍ひだは、仕上がり幅の1.5倍量の生地を使い、2倍ひだは、2倍量の生地を使います。なので、2倍ひだの方がひだの量が多くなり、ボリューム感がでます。

1.5倍ひだは、2本プリーツ(2つ山ひだ)でつくられることが多いです。2つ山は、ベルベットなど厚い生地にひだを取るときにも使われます。写真の上の部分には、2つ山がありますよね。

2倍ひだは、3本プリーツ(3つ山ひだ)でつくられることが多く、オーダーカーテンは3本プリ―ツの2倍ひだで作られることが多いです。写真の上の部分に、3つ山があります。

プリーツの取り方は、その他、1本プリーツ、ギャザープリーツ、片ひだ、ボックスプリーツなどなど種類があります。

1.5倍ひだと2倍ひだの柄の見え方

手元にあるカーテンで2倍と1.5倍のひだの違いが分かるように写真を撮ってみました。生地も使っている年数も違うので、分かりづらいかもしれませんが、上が2倍ひだ、下が1.5倍ひだです。2倍ひだの方がひだの奥行がありますよね。柄をフラットな面で見せたい場合にも、全くフラットよりは、1.3倍ぐらいのひだを取る方がひだがきれいにでておすすめです。

柄が違いますが、こちらも2倍ひだです。

1.5倍ひだを選ぶと予算を抑えられる場合もある

小さな窓の場合は、1.5倍でも2倍でも価格が変わらないことがあります。上の写真は、価格表の切り抜きです。ラインを引いているところを見てください。上には「約2倍ヒダ仕上げ」「~224」のところに印をつけていますが、これは224㎝までの幅のカーテンという意味です。

下の方を見ると、「仕上がり丈~200」のところに印をつけています。幅224㎝丈200㎝だと46,700円という意味です。その横31,800円の列の下を見ると、「約1.5倍ヒダ仕上げ ~200」と書かれています。

なので、幅200㎝丈200㎝までで、1.5倍ひだなら31,800円ということです。
1か所46,700円⇒31,800円 14,900円の定価差額ということが分かります。

「どうしても気に入った生地で、この生地でカーテンをつくりたい。でも予算を抑えたい」とい場合に1.5倍ひだを提案することもあります。小さな窓の場合は、1.5倍にしても2倍にしても価格が変わらない場合もあるので、詳しくは価格表をみてみましょう。

1.5倍ひだの方が良いケース

1.5倍ひだのカーテンの方がいい場合があります。それは、

窓が大きい場合です。

幅が3m以上だと、カーテンの生地の量が多くなります。さらに、レールの負担が大きくなり、カーテンを引いたときにカーテンのたまりの量が多くなります。日中カーテンを引いているときに、カーテンのたまりが多いと場所をとったり、邪魔になったりするようであれば、生地量をへらし1.5倍ひだにすると良いでしょう。

フラットのひだの特徴

最近無印では、フラットのカーテンがでてきています。フラットは、ひだをとっていないので、その分布の量が少なくてすみます。ただし、フラットの場合は、注意が必要です。ひだを取っていない分、カーテンがレールの前後に出っ張ってくるため場所をとります。なので、カーテンを飾る状況と選ぶ生地によっては、フラットはおすすめできません。下記の記事を参考にしてください。

ニトリのカーテンとも比べてみた

ニトリの既製品とも比べてみました。価格は、全く違うので、縫製が違うのも当たり前ですが、どこが違うのか見ていただくと良いかと思い写真をとりました。特に、ひだの取り方と間隔が違うのが見ていただけるとと思います。

ニトリのカーテンは、子ども部屋の2段ベッドの仕切りとして購入したものです。オーダーと既製品のため、縫製や生地が違いますし、価格も全く違います。オーダーと既製品、どちらも違う良さがあるので、どの場所にどう使うか、どのぐらいの期間使うか、見た目や全体の予算といったところで、バランスを取りながら最適なものを取り入れると良いと思います。