住宅の維持管理、持ち家でも修繕計画や積立をしましょう。
住宅の維持管理・更新と点検技術についてのセミナーを受講してきました。今年は、電気、給排水、そして住宅管理のセミナーを受講。維持管理の知識をアップデートしました。
インスペクションの資格はもっているのですが、住宅の売買にかかわらず、住まいのメンテナンスについて学びたいと思いました。
先週家電のメンテナンスをスケジュールに入れましょうというお話をしましたが、住宅の寿命が延びてきた中、どうメンテナンスしていくかが大事になってきます。
なぜメンテナンスをするのかというと、寿命を延ばす、そしてメンテナンスすることで全体的なコストを下げるからです。
私自身、ヘルシオの修理が必要になり、かかったコストを考えると、日々のメンテナンスの重要性を感じました。
私は賃貸に住んでいるので、住宅のメンテナンスの計画はあまり必要ないのですが、仕事でお客様にお伝えできることを目的に学びました。
メンテナンスを視野に入れることで、選ぶ商品や仕様が変わるかもしれません。もし家やマンションを持っている、これから購入するという人に下記をおすすめします。
修繕計画書を作る
修繕をイメージして計画書を作ってみましょう。記リンクは、住宅産業協議会が出している、住宅メンテナンスを考えると気に役立つ表です。この表をもとに、修繕計画を立ててみましょう。
https://www.hia-net.gr.jp/60_mente/60_sumai.html
https://www.hia-net.gr.jp/60_mente/60_setsubi.html
私の方で勝手にこんな感じでは?と思うものを上げました。例えば、
戸建ての場合、15~20年の期間で
外部 屋根 表面塗装しなおす、外壁の目地張替え、バルコニーの防水工事
室内 床部分張替え、部分的な壁紙やり替え、設備配管の高圧洗浄
設備 キッチン設備交換や本体入れ替え、トイレ交換、洗面交換、ユニットバス交換、水栓交換、湯器入れ替え
表を参考に、必要そうなものをピックアップしてみましょう。
お金を積み立てる 積み立て計画を立てる
マンションだと修繕費の積立を強制的に集められますが、個人でも修繕費を積み立てしましょう。
もちろんマンションを持っている人も、設備や内装については個々の対応となるので、マンションの修繕費以外にも必要です。
ではどれぐらい?という疑問があると思います。選んだもの、選ぶもののランクや、入れ替える期間によって左右されますが、先ほどの住宅産業協議会の表には価格も記載されています。
自分に必要そうな項目をひろってみてはいかがでしょうか。
期間 15~20年
外部
屋根 80万
目地張替え100万
バルコニー 70万
室内
床部分張替え 30万
壁紙やり替え 30万
高圧洗浄 5万
設備
キッチン設備交換 50万
キッチン交換 300万
トイレ交換30万
洗面交換 30万
ユニットバス交換 200万
水栓交換 20万
給湯器50万
選ぶ設備、仕様のランクにもよりますし、機器のもち、メンテナンス状況にもよりますが、20年の目安として995万円、これに外部サッシ、ドアの付け替え、などなどざっと1000万円。
マンションの場合は、外部の心配はありませんが、室内と設備の交換は必要になってきます。上の数値でいくと約745万円です。
これをもとに計算すると、
戸建ての場合 1000万円/20年=50万 1か月約4.1万円
マンションの場合 745万/20年=37.2万 1か月3.1万円の積み立てが必要です。
日々、メン7テナンススケジュールを考える
建物を建てた工務店さん、ハウスメーカーでは、住まいのメンテナンスをされているところもあるようです。
メンテナンスをするしないに関わらず、定期的に自分の住まいをチェックする、クリーニングする事で、状況がひどくなる前に手を入れ、最終的に維持管理コストを下げる事が目的です。
キッチンだと、換気扇フィルター掃除、コンロやグリルの掃除、排水トラップの清掃などです。
また給排水管の塩ビ管の耐久温度は60度なので、熱湯を流さないなど、取り扱うものの特徴やメンテナンス方法を知り行動することで維持管理にかかる費用が変わります。
配管の詰まりは、マンションだと高圧洗浄の業者さんが来てくれるので、心配ありませんが、油ものが多い人で、持ち家の場合は自分で御者に依頼する必要があります。
さらにキッチンだけでなく洗面の給排水の水漏れは、定期的にキャビネットの下を見たり、触ったりすることで漏れに早めんに気づくことができ、被害を少なくできます。
その他、外壁のカビやモは、北側の日当たりが悪い壁に生えます。こ初期の段階だと、柔らかいブラシやスポンジで外壁の塗装を傷めず取れます。
体の健康診断のように、家も家電も定期的な点検とメンテナンスをしていきましょう。
それでは、良いし週末を過ごしください。