部屋を素敵にする 3つのポイント。訪問アドバイス事例
こんにちは、中西です。部屋を素敵にしたいと思っている方は、多いのではないでしょうか。今回の訪問アドバイスのお客様のお悩みは、お部屋がぱっとしないので、どこを改善したらいいいか教えて欲しいというご要望でした。
今回提案した、ポイントは3つ照明、収納、色です。
1照明
照明は、部屋の明るさだけでなく、ムードや印象も変えます。
今回のリビングダイニングにはシーリング照明が使われていました。お客様は、日中でも部屋の照明をつけることがあり、暗いのが嫌だったため、シーリングライトを使っていたとのことでした。
シーリング照明は使い勝手が良いものですが、スタンダードなデザインなので、今回はインテリアのポイントとなるペンダントライトをダイニングテーブルの上に取り付けることをおすすめしました。
空間に変化を持たせるのであれば、デザイン性の高いペンダントライトがおすすめです。
2収納
収納計画では、本とおもちゃの収納方法を含めて、家具の配置を提案しました。
本棚はリビングから見える位置にあり、部屋の印象を左右するため、バランスの取れた大きさにすることが大事です。
今回は、幅120㎝程度高さ80㎝をおすすめしました。高さが80㎝程度ですと、上に何か飾るということもできます。季節の飾りをする場所が無かったので、嬉しいと喜んでいただけました。
お客様は、お子様のおもちゃの収納方法にも悩まれていました。
お客様ご自身、マンションに備え付けの収納を工夫して使われていましたが、もともとその収納は衣服の収納を想定したつくりで、おもちゃを入れるには使い勝手が悪かったのです。
ただし、収納量は十分ありました。今回は、それを上手く使うためのアドバイスをしました。アドバイスしたことは、造り付けの収納の棚板を増やすことです。
意外と知られていませんが、マンションの造り付けで規格商品を入れているものであれば、築年数が数年であればそのパーツを購入することが可能です。
しっかりした棚板が増えると、今より多くのものを収納することができます。
もう一つの収納は、パイプと枕棚だけがあるいわゆるクローゼットでした。こちらにもおもちゃを使いやすいよう、お客様が収納を工夫されていました。
今回本棚をつくることでお部屋に置いていたおもちゃ収納の行き場が無くなったのですが、それをこのクローゼットに入れて使うことを提案しました。測ったらなんとか入りそうなサイズで、家具を有効利用できそうで良かったと喜ばれていました。
収納の収納力がアップしたので、新しい本棚には本と一部の厳選したおもちゃだけを置くようになれば、見えるものや色がととのい、お部屋の雰囲気がアップします。
3色
色は、部屋の雰囲気を大きく左右します。
今回お伺いしたお部屋は、ヤのマブキ色(オレンジ色よりの黄色味の強い色)がベースなっている部屋でした。
しかし、お手持ちのテレビボーは明るいオレンジ系の色で、部屋の色や他の家具の色と系統が違っていました。そのため、テレビボードだけが目立っていました。
提案したのは、このテレビボードを変えることです。テレビボードは、リビングに入るときに一番目につく家具でした。これを変えることで、部屋の第一位印象が変わります。
今回は、お手持ちのソファに合わせて、ウォールナット系の茶の色をおすすめしました。
テレビボードは、テレビとのバランスで見栄えが変わります。テレビよりもテレビ台が大きい方がバランスが良くなります。余白20㎝以上あると良いと考えていますが、テレビの大きさや、どのサイズのテレビ台を置けるかによっても異なります。
テレビボードを買い替えるにあたり、サイズも現在より大きい150㎝程度を提案しました。
こんな風にしたら、部屋が良くなる、自分の悩みが解決すると分かると、お客様の表情が明るくなります。
訪問アドバイスは、はじめてのお客様にお会いするので、ドキドキします。ある程度こんな提案できそうというアイデアは持って伺うのですが、お客様の希望やお部屋の状況により最適な答えは変わります。
最終的には、いろいろ提案していく中で、お客様がいいと思うものを選んでいただきます。今回も提案した内容に満足いただいたので、良かったです。
それでは、良い週末をお過ごしください。