アートを楽しもう デイビッド・ホックニー展 明るい色彩溢れる作品
こんにちは、中西です。デイヴィッド・ホックニー展を見に行きました。東京都現代美術館で11月5日まで開催されています。日本では、27年ぶりとなる大型個展です。
https://www.mot-art-museum.jp/
デイビッド・ホックニーの代表作は、スイミングプールを描いた作品です。1972年に描かれた『芸術家の肖像画―プールと2人の人物―』は、プールの中で泳ぐ男性とその男性をプールサイドから見下ろす男性の2人の人物が描かれた作品です。
プールサイドに立つ男性は、デイヴィッド・ホックニーの10歳年下でかつての恋人であったピーター・シュレンジャーといわれています。デイヴィッド・ホックニーは自らがゲイであることを明らかにしており、同性愛を扱った作品も多数あります。た。
2018年のオークションで、現存するアーティストで過去最高の約102億円という高額落札額を記録したホックニーの作品は、『芸術家の肖像画―プールと2人の人物―』。どのような絵か気になる方は、下記のサイトで見てみてください。
https://en.wikipedia.org/wiki/David_Hockney#Personal_life
その他有名な絵は、ピンク色のモダンな家の前にプールがあって、水しぶきが上がっている作品です。アメリカ西海岸を感じさせる、明るい色彩の作品です。
展示の最初の方では、学生時代の作品で、同性愛のテーマを作品が展示されています。作品がつくられた1960年当時は、今と違いイギリスではまだ同性愛が違法とされていた時代でした。このような時代背景を知ることで、その作品の意味がより味わえるのではないでしょうか。
最後の方は、最近のiPadで描かれた作品もありました。とても大きな作品です。ノルマンディーの12か月という作品は、なんと長さ90mもあります。90m続いている絵は、絵巻物を彷彿させられました。ホックニーの作品のところどころに、浮世家など日本に馴染みのある表現を感じさせる描き方をしている作品もありました。
明るい色彩あるれる作品や、自然を描いたものが多く、難しいことは考えずに楽しめる作品がありました。
もし行かれる際には、同じチケットでコレクション展もご覧いただけます。コレクション展では、ホックニーの作品も一部展示がありました。さらに、日本の有名なアーティストの名和晃平さんのピクセルの作品も展示されていますので、ぜひ一緒にみてください。
そして、外の庭での展示も楽しいです。美術館の周辺にもアートが展示されているので、ゆっくり時間をかけて見ていただくのがおすすめです。
東京都現代美術館隣は、大きな公園あります。少し涼しくなると、公園の散歩も楽しめそうです。また、最寄り駅は、清澄白河駅で、美術館周りには美味しそうなごはんを食べられそうなところもあります。アートと一緒に、町も楽しめます。
それでは、良い週末をお過ごしください。