キッチンには、もっと収納が必要だと思う

マンションのお客様と打ち合わせをするときに、気になっていることがあります。ある程度の広さのあるマンションでも、食器棚や家電のスペースが小さいことです。もちろん、広いお部屋もありますが、全体的に狭いと思う部屋が多いと感じます。

部屋が良く見えるように、リビングダイニングを広くする、部屋の数を増やす、収納をとられているのですが、キッチンが最低限の広さしかないこともあります。

最近では改善されていることが多いのですが、洗面所の収納が少ない間取りもあります。

家の中を快適に、効率よく、過ごすためには目立たない場所、家事スペースの確保も大事です。

特に今、便利な調理家電がたくさん出ています。その恩恵を受けるには、キッチンに家電を置けるスペースが狭いと感じます。

それに加えてコンセントの数も少ないのも問題です。これはただコンセントを増やせばいいと言う問題ではなく、消費電力が大きいものもあるので、場合によっては分電盤の回路から増やす必要があります。

住む前は必要性を感じていなかったけれど、住んでいるうちに欲しくなったと言う場合、できる範囲は限られてきます。

せっかく新築のマンションを買う、または新築で家を建てるなら、そのような部分まで提案してくれる人がいればいいのにと思います。

料理や家事をあまりしない設計の方だと調理家電の必要性をさほど感じないかもしれません。また子供がいない家庭であればそこまで必要性を感じないかもしれません。

実際、私は調理家電をかなりもっていますが、それらを使うことで、子どもとの時間や自分の時間を増やすことができたりします。

さらに簡単においしいものができるので、レトルト食品や加工食品を購入することが減りました。

もちろん家電を使いこなすには、多少の練習や慣れは必要なのですが、もし使いこなすことができればかなりの時短と生活の質を上げることができ、かなりおすすめです。

そのような家を購入するときに知ってほしいことや、アイデアを伝えたくて、「家づくりのアイデア」という本を書きました。

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これからも、普及活動していきたいと思います。