リフォームのキッチンの選び方

リフォームでキッチンを選ぶときにどうすればいいか。何を基準に選べばいいか迷う人もいると思います。こんな機能が欲しい、こんな風にしたいとイメージを持っているなら、商品を絞り込むことができるかと思います。希望はあるけれど、選択肢が多くて困る場合には、どのようにキッチンを選んでいくといいでしょうか。

キッチンの要望を整理する

ショールームを見たり、キッチンについて調べたりしていく間に自分の希望が良く分からなくなってくることがあります。まずは今持っている希望を書き出しましょう。希望が思い浮かばない場合は、今不満に思っていることを書き出しましょう。そして反対にその不満が解消されるようなキッチンが理想のキッチンです。とりあえず、書いておくことで、頭の中が整理されます。

リフォームの希望予算を書く

最初、予算を決めるのは難しいと思います。まずは、予想や希望の金額を書いておきましょう。全く価格の目安が付かないという場合は、キッチンのカタログを見ると定価価格が書いています。キッチンのメーカーや施工店にもよりますが、国内メーカーのものであれば定価からのお値引きがあります。ただしキッチンのリフォームの価格は、キッチンの本体価格と施工費、そして諸経費や管理費などの費用もかかります。最終的には、工務店に見積もりをとって価格を確認するのが良いのですが、その前にすることがあります。

キッチンの予算を把握するために、ショールームに行く

キッチンの価格を把握するために、キッチンのショールームでプランと見積もりをしてもらいましょう。ただし、ショールームで出てくる見積もりは定価なので、それを工務店さんにお渡しして、工事費を含めた見積もりを出してもらう必要があります。新聞に入っているような、リフォームのキッチンのチラシの価格は、あまり参考にはなりません。なぜならそれらの金額は、あなたが希望する設備が入っていないことがあるからです。実際、ショールームに行って自分が希望する設備で見積もりを出してもらうと値段が上がることが多いです。自分が希望するものはどのぐらいの価格が知りましょう。

優先順位をつける

例えば、お手入れの楽な換気扇。構造もシンプルで簡単なお手入れだけでいい、フィルターも不要なものがあります。また、お掃除のしやすいガスコンロ。五徳を外せばフラットで掃除のしやすいガラストップのものは、定価も高いです。食洗機や水栓もいろいろ種類があります。そして素敵な扉やカウンター天板を選んでいくと、想像よりも価格が高い見積もりになります。

とりあえず自分が欲しいものを入れてもらい、想像以上に予算が上がってしまったら最終的に優先順位をつけて仕様を選ぶ必要があります。その時に役に立つのが最初の要望リストです。ただ色々見ると欲しいものも出てくると思います。いろいろ仕入れた情報を比べて、最終的にどれを優先するか決めます。ただ最初に初期投資として費用がかかるけれども、今後の手間が減るものやメンテナンスや掃除が楽なものは、掃除の手間が省けます。例えば食洗機やコンロ、換気扇などは10年~15年ぐらい使用期間です。その間にかかるメンテナンスの時間や費用を想定して比べる良いでしょう。今換気扇の掃除を、掃除の人にお願いしているならそれも含めて考えます。

色の選び方のポイントは、調和とテクスチャー

キッチンの扉を選ぶときに迷うのが色です。何を基準に選べばいいでしょうか。リフォームの内容にもよりますが床やLDKのドアを変えない場合は、それらとの調和で選びます。リビングダイニングから扉が見える場合は、リビングとのコーディネートも考えましょう。キッチン単体で見ると素敵な色でも、LDKの雰囲気を壊してしまうようであれば色を変えましょう。

キッチンの色をアクセントとして考えるのも方法ですが、キッチンによっては選べる色が限られているので思った色が無いことも。また、どうしてもキッチンはこの色がいいけれど、ダイニングから見ると色が気になるという場合は、ダイニングから見える食器棚だけ別の色を選びます。色だけだと白は無難な感じがします。しかし色だけでなくテクスチャーにも気を配ってください。例えば光沢のあるものだと、モダンな印象になります。また、落ち着いた雰囲気を出すのであれば、マットな表情のテクスチャーを選ぶようにしましょう。色だけでなく、色+テクスチャーの組み合わせで考えます。