オフィス見学レポートとサスティナブルな取り組み商品の紹介

今回、オフィスの提案のために、KOKUYOの家具とオフィスを見てきました。また所属している日本インテリアコーディネーター協会主催のオフィス見学のツアーがありました。各メーカー、それぞれ取り組みをされていたので、簡単にご紹介したいと思います。写真が取れない場所もありましたので、詳しくは、各メーカーのホームページなどをご覧ください。

オフィス見学

サンゲツの東京・日比谷オフィス「PARCs」

多種多様なヒト・モノ・コト・情報が集まる公園・広場のようなオフィス「PARCs」。サンゲツグループのさまざまな“C”が集い、まるでパレード(Parade)のような活気にあふれ、盛り上げる、そんなオフィス空間を目指されているそうです。

入口にあるオープンラウンジ「プリズムテラス」は、窓からの長めのいい場所にありました。室内と外の緑をつなぐような植栽がほどこされていて、カフェのようでした。外部への貸し出しもしているようで、何かの会場として使う場合は、サンゲツの遮音カーテンで仕切ることができるうになっています。その他、エコ素材を取り入れた開発途中のカウンター材や、自社の遮音カーペットを敷いてる場所、集中できる場所や、コミュニケーションが取れる場所など工夫がされているオフィスでした。植栽がたっぷり取り入れられているのが目につきました。

https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20240122120407.html

リリカラのオフィス

ちょっと熱くなれる場所 +1℃というコンセプトでつくられたオフィスです。行くことで気分が上がり、いきいきと働けるオフィスづくりをされています。入口正面には、写真の方も参加して描かれた壁のペイントが印象的でした。いろいろなチェアや空間をつくられていて、社員の方から座り心地や居心地はどうかなど、いろいろとデータをとり、実験を繰り返す場所としても使われているそうです。

特に印象的だったのは、国産材に囲まれた木のぬくもりを感じられる場所があったことです。なんだかほっとするような場所でした。素材の力ですね!

KOKUYO THE CAMPUS

実際にコクヨ社員が働いているオフィスを見学することができます。自社の製品を自社のオフィスに使いつつ、多様な働き方ができるようなレイアウトを積極的に取り組まれている実験オフィスでした。面白いと思ったのは、社員同士の交流をはかるために、2人で一緒に自販機のところに社員証をかざすと、飲み物が(社長のおごり)ででてくるという自販機があったことです。

https://www.kokuyo-furniture.co.jp/showroom

オフィス見学をして感じたこと

オフィスの配線が減っていて、大型モバイルバッテリーが使われていた

サンゲツもリリカラも大型バッテリーを使いながら、パソコンの充電をしていました。各所への配線工事が減ることとともに、配線がごちゃごちゃしないという視覚的な良い面とともに、災害時にも使えるという利点があります。写真は、サンゲツさんで撮らせていただいたものです。

ペーパーレス化が進んでいる

各企業それぞれ、ペーパーレス化の取り組みが進んでいました。文房具も共有で使うようになっている会社もありました。特にKOKUYOは文房具の会社でもありますが、完全ペーパーレス化が進んでいて、共通の文房具がかなり少ないのに驚きました。もちろん置いているのは、KOKUYOの文具でした。

各社、バックヤードもかなり徹底してすっきりされていました。昔私の職場では、自分の机があって、その机の引き出しにいろいろと書類や資料を入れていました。フリーアドレスになると、そのような場所が無いので、オフィスの見た目がとてもすっきりしています。社員の方にお話しを聞いたところ、「もともとは自分の机があったので、その引出しにあった資料をたくさん入れていましたが、ごっそり捨てました。」と言われていました。

とても美しいオフィスを拝見して、私ももっとペパーレスをすすめたいと思いました。

サスティナブルへの取り組み

企業への空間提案については、環境負荷への取り組みが求められます。各社もそれぞれの取り扱い商品でサスティナブルな商品を取り扱いされていました。また、企業としてサスティナブルな取り組みをされていたので、簡単にご紹介します。

サンゲツの取り組み・商品

サンゲツで特に気になったのは、特に、カーテンのサンプル帳を回収して、リサイクルの取り組みをしつつ、そこで障がい者の活躍支援をされているそうです。さらに、自社製品の専用ラベルがついている商品について、自社で回収して、再度原料として使うという取り組みをされています。

資源循環 | (E)環境 | サステナビリティ | 株式会社サンゲツ (sangetsu.co.jp)

リリカラの取り組み・商品

日本の伝統工芸の継承だけでなく、素材系壁紙の美しさを未来に繋げる素材の壁紙や、国内回収廃ペットボトル100%の糸でできたカーテン、そして、廃棄された漁網や使用済みのカーペットなどを100%原料にしたリサイクルナイロン糸を使ったタイルカーペットを取り扱いされています。

リリカラのサステナブル商品|インテリア事業部|リリカラ株式会社 (lilycolor.co.jp)

KOKUYOのサスティナブルな商品

KOKUYOは、お客様に提案するチェアを見に行ったのですが、下記のチェアは、パーツ単位で交換すれば、デザインを変えることもできます。また、背クッションも変えられるので、汚れたりしても長く使えるつくりになっているチェアでした。写真を撮り忘れたので、リンク先をご覧ください。小さいですが、下の写真の端の黄色のチェアがその商品です。

https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/monet

これから、環境負荷を考えると、このようにロングライフの長く使い続けることができる商品が増えるといいなと思います。また、そのような商品を提案していきたいです。写真のチェアは、お客様に提案予定の商品。暖かな雰囲気をつくりたいので、暖色系の張地で提案します。