「収納リフォーム」オーダー家具でつくる? それとも大工さんにお願いする?
川崎市の収納リフォーム工事が終わりました。
写真の洋室は、主にタンスやストック、季節の家電や服の収納として使われていました。今回ベッドが置けるお部屋として使えるよう、収納を作りたいとご相談を受けました。
いろいろ収納されたいものも多く、大きな箱もありました。
ご希望を伺い、プランと予算を比較しながら、
オーダーで造作家具を作るか
セミオーダーの収納家具を使うか
大工さん工事で収納を作るか を検討しました。
それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
つくりたいもの、場所によっても変わりますが、「収納に困った!どうしよう?」というときの参考になればと思います。
オーダー家具、造作家具メリット
メリット
自由にサイズが決められる
収納自体は工場で作るので、工事期間が短い
工場で作るので、精度が高くなる
仕上げの柄や色が希望に合わせられる
デメリット
プランが自由度が高く、計画が難しい
価格が他より高くなりやすい
しっかりプランしないと使いにくくなることもある
なので、予算をかけて見栄えを良くしたい場所、こだわりがあってオーダーでしか対応が難しい場合は、オーダー家具がオススメです。
セミオーダー家具のメリット デメリット
メリット
オーダー家具に比べてコストダウンができる場合もある
工場で製作するので、精度が高い
デメリット
プランや内容によっては、割高になることもある
選べる柄や色が限られている
幅や高さは決まった規格から選ぶため、ぴったり作れない場合がある
やりたいことに対応できない場合もある
リフォーム ・大工工事のメリット デメリット
今回は、収納に限ります。
メリット
プランの自由度が高い
大きな開口(扉)の工事も、対応しやすい
価格もシンプルに作れば抑えられる
現場合わせや、柔軟な対応ができる
デメリット
工事期間がかかる
現場で加工する場合、工場で作るものより精度は落ちる
職人さんの腕に左右される
今回の決定は、大工工事。今回のお客様も、いくつかの収納プランと見積もりを提示しました。結果、今回は大工さんにお願いすることになりました。
理由としては、
- 大きい箱を収納したいので、大きな開口やスペースの収納を作りたい
- 水のストックなど重いものもあり、床置き出来る方がいい
- 2階までの搬入を考えると、現場組み立ての方が良い。
- ご希望の高さや奥行きのある大きい収納スペースを作れる
- 壁いっぱい、天井までを収納出来る収納力でした。
当初は、引き戸タイプの扉を検討していましたが、素材感や開口スペース、鏡の取り付けなどを考え、折れ戸に決定。
建具は、実際にショールームで確認いただきました。
収納の中の板は、パインの集成材のクリア塗装仕上げ。
木目もきれいで、しっかりしていて、重いものを載せても安心です。
今回苦労したところや悩んだところは、配線を通すスペースの取り合いや造りでした。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、収納の左側には、配線が通るスペースがあります。そこは経験豊富な工務店さんのサポートをいただき、とても綺麗に仕上がりました。今回ご協力いただいたのは、頼れる大工さんがいらっしゃる川崎市の菊池組さんです。お客様も丁寧に仕事をしていただき、そして、しっかりした理想の収納ができたと、とても喜ばれておりました。
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