もし思いがけずPTAをすることになってしまったら、苦しまないためにでき知っておいて欲しいこと
前野隆司著「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」の中で、「PTA活動に参加すると幸せになれる」に書かれています。理由は、社会に役立つこと、人の役立つ活動をすることで、幸せを感じるからだそうです。なので、「幸せ度」が上がることを考えると、PTA活動に参加することをすすめられていました。
そうは言っても、時間がない、仕事が忙しい、などなど色々思いますよね。でももし思いがけずPTAをすることになったらどうしますか?
PTA活動で苦しまないために
2年間小学校のPTAの副会長をしたことがあります。そのとき、PTA活動で苦しんでいる方もいました。ボランティアですが、いろいろやらなくてはいけなことが多いのも事実です。PTAの活動を苦しまずに進めるために、知っておいてほしいことがあります。
1つは、まず自分が得意なものを知ること
自分の得意が活かせる、役や仕事を選ぶこと。得意じゃないものだと、ストレスでしかありません。もし得意でないことになってしまった場合は、仲間と話し合い、得意な人を探し、その人が苦手としている仕事で自分が得意な仕事をするような工夫をすると良いと思います。今まで前例がなくても、工夫できる余地はあるかもしれません。そのための努力は必要です。もしできれば、自分の得意で貢献できるとやりがいをもって、チームに貢献することができます。
2つめは、協力できる仲間づくり、関係づくりをする
PTAの活動に関わっているメンバーは、とても気持ちの良い方が多いです。しかしそれぞれバックグラウンドや、考え方も違います。なのではじめは、時間をもって話をする機会をもち、その人を理解することは大事です。
今は、便利になってラインなどで連絡をとることもできます。しかし、あまり対面でコミュニケーションをとっていない人同士でラインでいろいろやりとりすると、それを書いた思いをうまく伝えることができず、話がこじれてしまうこともあります。
簡単にすませようと思ったことが、かえって時間をとってしまうこともあります。まずは実際に会う機会を増やし、相手を理解しする。そして自分も理解してもらえる。コミュニケーションをとり信頼関係ができれば、連絡もスムーズ、作業もはかどります。
3つめは、1人でかかえこまないこと
自分でする方が、楽な場合もあります。しかし、その量が多くなるとつらくなります。例えば学級委員だとして、学級委員で解決できなければ、執行部に相談する、クラスの保護者に呼びかけるという努力や工夫もしてみてください。かえって面倒かもしれませんが、抱え込む必要はありません。
学校のことなので、簡単に変えられることは少ないかもしれません。でも、工夫できることもあると思います。1人1人の少しずつの工夫が掛け合わさることで、大きな力なります。
自分ができること精一杯する
大変なことも多いと思います。それでも、できることを精一杯し、投げ出さすに取り組む。それは、言葉で伝えなくても、きっと子ども達にも伝わります。人生いいことばかりではありません。いろんな困難に出会います。その時も逃げずに自分のできることを精一杯する。そういう姿勢を伝えることもできると思います。